一、
或る日のことで御座います。
凶悪犯罪者ばかりを収用している、この強制労働施設では、
多くの罪人たちが粗悪な環境の中、きつい労働を強いられておりました。
その中に、栩砂那(クシャナ)という名の男が一人、他の罪人と一緒に蠢いております。
この男は、麻薬の売人をしておりましたが、放火、殺人など数々の大悪行を犯した末、
いまは、この施設で、まるで奴隷の様に飢えと病に苦しみながら、強制労働を強いられておりました。
二、
今日も、栩砂那は熱気、騒音、粉塵が舞い上がる劣悪な環境で、終わることのない厳しい労働をただ黙々とこなしておりました。
しかし、栩砂那もその粉塵に胸をやられ、おまけにここ数日、まともに飯も食わせてもらえず、体力はとうに限界を超えていたのです。
ついに栩砂那は血を吐き、倒れてしまいました。
すると、すかさずこの施設を取り仕切る班長と呼ばれる男が、栩砂那の前に迫って来るのです。
班長は、「立て!働け!ゴミが!さもないと生かしておかんぞ!!」 と叫び放ち、手に持つ鞭で、栩砂那を強かに殴り付けました。
栩砂那は、怨みのこもった眼で班長を睨み付けます。
班長も罪人なのです。
その栩砂那の反抗的な態度にますます腹をたてた班長は、足下の小岩を手に取ると、栩砂那の頭めがけ、思いきり降り下ろしたのです。
しかし、その刹那、少し離れた辺りでけたたましい爆発音が興り、その衝撃の突風で二人は施設の端まで飛ばされました。班長はどうやら、そのまま気絶してしまった様です。
栩砂那は、その騒動の喧騒に便乗して、うまくその場を脱するに至った訳です。
三、
その晩、栩砂那は、夢を見ました。
栩砂那には娑婆(しゃば)にいた頃、世話になっていた一人の老婆がおりました。
天涯孤独の身ではありましたが、その老婆だけが栩砂那にとって唯一大切な、家族のような存在だったと思われるのです。
しかし、ある日、老婆は身体を壊し、栩砂那の献身的な世話も甲斐なく、あっけなく逝ってしまったのでした。
そんな老婆が今宵、栩砂那の夢に現れた訳に御座います。
「ばぁちゃん、ばぁちゃんでねえか!?」
栩砂那は必死になって呼びかけますが、老婆はというと、栩砂那に対して微笑みかけるばかりで、うんともすんとも言いません。
そしてとうとう、まるで霞みに熔ける靄(もや)のように、ふつと姿を消したので御座います。
四、
栩砂那が目を覚ますと、あたりは異様な静けさで、屋根の裂け目から覗く月明かりだけが、有機的なエネルギーを放っておりました。
それにしてもこの夜はあまりに静かで、いつもは聞こえる罪人の嘆息なども今宵は一切聞こえません。
栩砂那は微かに不思議に思い、腰を起こし、あたりを見渡します。
すると、栩砂那は驚きのあまり、つい悲鳴をあげてしまいました。
他の罪人たちは、皆、まるで時が止まったかのように、びくりとも動きません。
初めは、我が目を疑い、腰を抜かしていた栩砂那でしたが、やがてしめしめと考えました。
この隙に、看守から鍵を奪い、この腐った家畜小屋からまんまと逃げ出してやろうと考えたので御座います。
元より、栩砂那は泥坊で御座いましたので、そんな行為は造作もないことで御座います。
いつまでも時が動かないとも限らないので、栩砂那は大急ぎで、脱走を計りました。
五、
まんまと施設の表へ脱け出すと、目の前にはとても流れの強い、大きな大きな河が流れていました。
栩砂那は呆然とし、息を飲んで、立ち尽くしてしまいました。
栩砂那ほどの賊でさえ、束の間たじろいでしまいましたが、こんなところで諦めてたまるかと、あたりを見渡し、一艘の桴(いかだ)を見つけ、引っ張りだし、いよいよ桴に乗って河を渡り始めました。
栩砂那は、ここに来てから何年も出したことがない声で、しめた、しめた。と笑いました。
ところが、ふと気がつきますと、班長をはじめ、数限りもない罪人たちが、桴を目指して死に物狂いで栩砂那の後を追ってくるではありませんか。
栩砂那は、恐怖で顔を真っ青に変え、声がかれるほど叫んでしまいました。
班長は桴にたどり着くと、栩砂那に襲いかかりました。
栩砂那は道中で拾った硝子の欠片をつかむと、班長の首めがけて思いきり降り下ろしました。
班長の首からは血がほとばしり、絶命し、河の底へ沈んでいきました。
栩砂那は追ってくる罪人を硝子で次々と切りつけ、河の底へ沈めました。
そして栩砂那は、「ここから逃れるのは、俺だけだ!貴様らは、一生ドブを這いずり回って死ね!糞共が!!」
と喚きました。
するとその途端、栩砂那の乗っていた桴が泥の船に変わり、船はみるみるうちに溶けて、栩砂那は大河に投げ出されました。
その瞬間、栩砂那の脳裏に、老婆がよぎりました。
老婆はとてもとても、悲しい顔を浮かべておりました。
そして、栩砂那は理解したのです。先ほどの不思議な現象は、老婆が栩砂那を救いだしてくれようとしたのだと。
老婆の悲しい顔と共に栩砂那は大河の底に沈んでいきました。
芥川龍之介「蜘蛛の糸」より。
- 2011/11/10(木) 10:12:04|
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ヘロ〜☆よしえだょ ヘロヘロ でろり〜ん(○^∀^○)
きょうもあちかったですね〜


きょうはこおりをたべましたょ

←こおり〜

知ってる?こおり?…じゃなかった…
きょうわバナナ味

のこおりをたべたのです

知ってる?バナナごおり?
意外とおいしいんだょ



きょうまた、ともだちにそっけない態度をとってしまった…(≧Д≦;)
素直な人間になりたいなぁ〜

あした仲直りしようと思います。



しかしきょうわホントに暑かったですねぇ〜


熊谷では、39℃…

みなさん熱中症にはほんとに気をつけてくださぃね
暑さに負けないこどもになりまっす

しぃゆぅうっっ(゚Σ゚;)/
- 2011/06/24(金) 11:22:38|
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突然訪れた、酷暑と過労で、俺はついに倒れてしまった。
今日は、一日、家で安静にしてようと思う。
ベッドに寝転びながら、天井のシミとか眺めてた。
俺の部屋の天井には、老いた女性の顔のようなシミがあって、そいつとずっとにらめっこしてた。
じっとにらめっこしてると、だんだんそいつが去年亡くなった母に見えてきたので、ビビった。
俺は当時、定職に就いていなかった。
母は生前、俺がいつまでもフラフラしてることを、心配していて、自分の死に際すら、俺のことを心配しながら逝った。
俺は母の亡骸の前で、涙を流しながら、自分の今までのだらしのなさを悔やみ、誠実な人間に変わることを約束した。
母が俺に一番強く望んでいたことを、俺は母がいなくなってから、始めた。
悔やんでも悔やみきれない気持ちを、俺はガムシャラに走ることで振り払った。
ただ、ガムシャラに、前へ、前へ!
天井の母は、微笑み、俺を見つめている。
俺は、なんか感情で胸がいっぱいになり、今にも泣きそうだった。
そんな俺に母は優しく囁いた。
「焦らなくていい…」
「自分のペースでいいから」
「どうか幸せになってください」
優しさに包まれたその言葉が俺の肩にのし掛かる重圧を振り払った。
母の言葉でたまらなくなり、俺は泣いた。息急き切って泣きじゃくった。
どうやら泣きつかれて、俺はそのまま眠ってしまったようだった。
ふと天井を見てみると、シミは、いつもの老いた女性の顔のようなものに戻っていた。
お母さん、ありがとう。
- 2011/06/23(木) 23:45:14|
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きょうは、バイト中とってもひまだったので、ぼくは「こりん星におけるアンサイクロペディアについての考察」ついて考えることにしました。
でもなんだかだんだんわけがなんだかわけがわけわからなくなってきてしまったので、店にあるタバスコのケースに落書きしてやった。

もういっちょ。

ぼくはざまぁないなあと思いました。
- 2011/02/15(火) 17:02:48|
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